DAY3 9:00〜12:00
「児島」で迎える【いぬチーム】最終日の朝。
瀬戸大橋が瀬戸内海の島々を繋ぎ、その先には四国があるのだと思うとワクワクしました。
僕にとっての「瀬戸大橋」はすこし特別で、過去の月刊LOGOS「ふらっと直島、チリンチリン♪」で四国側から瀬戸大橋を眺め。次号の「ご当地BBQ@大分」で瀬戸大橋の下をフェリーでくぐり。そして、今回も本土側から眺めることができました。全方向から瀬戸大橋を見せてもらったのはすべて月刊LOGOSのおかげなので、とても感慨深い瞬間でした。
そんな瀬戸大橋をホテルロビーのベランダから眺めていたとき、「おはようございます。綺麗ですね〜」と話しかけてくれた女性が現れました。
その方に僕たちが「サイコロ旅」をしていることを伝えると、
「そうなんですね〜、私たちもです」
って、すごくナチュラルに返されたんです。
もう、あれです。
漫画に出てくる「・・・」ってやつです。
事情を詳しく聞くと、どうやらJR西日本の企画でweb上でサイコロを振って大阪から最大博多駅まで往復5000円で行くことができる特別なチケットがあるそうで、それに挑戦して、見事「倉敷」が当選したそうです。
どうせ行くなら倉敷だけではもったいないので、児島にも宿泊されたんだとか。
こんな奇跡あります??? ひかえめに言っても、滅茶苦茶に興奮しました!(笑)
せっかくの出会いなので記念撮影のお願いをすると、快く引き受けてくださった森さん親子。仲良くチェアに座ってくれました!
正直、この時点でお腹いっぱいでした! うれしい奇跡が多すぎる! もうこの瞬間が【いぬチーム】の旅のてっぺんだと薄々感じながら、森さん親子に感謝を伝え、旅を先に進めるのでした。
昨晩のサイコロを引き継ぎ、児島から「6」マス。
行き先は、「御免」です。
(つづく)
DAY3 9:00〜12:00
もうLOGOS PARK目前の【きじチーム】の最終日の朝は、余裕ぶっこきガールなふたりです!
LOGOS PARKからの帰りの段取りの関係で高知駅でレンタカーを借りなくてはいけないのは事前の打ち合わせで決まっており、「御免」に向かう前にレンタカーを借りてから、ルンルンと車を走らせます。
まずは、御免駅で記念撮影。しかし誰も人が通らず、駅員さんに無理を言ってスマホのシャッターを押してもらいました。
ただ、駅員さんもお忙しく、相当急いでいたのか、
なかなかスマホの写真でこの指の写り込み方は見たことがない!
ふたりは「イカサマしてごめんなさい」という気持ちを表現したくて撮影したそうなんですが、駅員さんの指のせいでまったく伝わってこない!!! なんだか、ごめん!
※駅員さんへ
もしこの記事を見てくださっていたらですが、撮影してくださり本当にありがとうございました。指を入れてくださったことで、ふたりにとってとてもおいしい内容になっております。心から感謝しております。編集長より
「御免」はアンパンマンの作者である「やなせたかし先生」が小学生時代から青年期をすごした町です。なので、至る所に先生のイラストや言葉が残っています。
そんな御免を楽しみにしていたゾノ先輩ときゃなこは、御免町へ繰り出す前にどれぐらいの時間ゆっくりしていいのかを知りたくて、先にサイコロを振ってしまうことにしました。(ギリギリアウトですが、まぁ、いいでしょう!)
LOGOS PARKのある「須崎」まで、残りの「3」マス。
そして、きゃなこが投じたサイコロは
……「3」!!!
うわぉ! おめでとうー!!!
ということで、ふたりは気兼ねなく、御免町を楽しむことにして、散歩をはじめたのでした!
(つづく)
DAY3 9:00〜12:00
「八幡浜」で朝を迎える関暁の最終日。
ひとりだけど【さるチーム】の最終日。
早朝6時にホテルをチェックアウトし、八幡浜駅からLOGOS PARKのある「須崎」を目指します。
なぜ、こんなに早く出発するのか。
関さんのルートの最大の試練はここから「須崎」までの間なのです。
残りのマス目はわずかに「3」。楽勝かと思いきや、サイコロで「1」か「2」が出てしまった場合、お土産を探したり人と出会ったりすることまで考えると、15時より前に「須崎」に着ける可能性が限りなく「0」に近づきます。
まさに運命の分かれ道。
こんなにドキドキする一投はなかったそうです。
15時にたどり着けない未来も覚悟し、サイコロを転がしました。
……「6」
出ました!
出ちゃいました!
あっ、いえ、出てくれました!
関暁、あとは電車に揺られるのみ。
心の中で大きなガッツポーズをしていても、この喜びを誰とも分かち合えないもどかしさを初めて感じながら、関暁は大きく深呼吸をして、大きな荷物を再び背負います。
もちろんお土産を買う心の余裕があります。なんたって「6」が出ましたから。
関暁は(きっと鼻歌を歌いながら)売店でみんなへのお土産を購入し、電車へ乗り込んだのでした。
さぁ、ここから関暁の写真家として贅沢な時間がはじまります。
後日談として関さんは
「ここからの時間が一番楽しかった。電車が時速70kmぐらいでゆっくり走ってさ、しかも“世界の車窓から”みたいに席の窓が全開にできて、ずっと景色を眺めながらずっと好きに写真を撮っていい時間だったんだよ。こんなに幸せを感じる時間はなかったよ」
そう語ってくれました。
愛媛県「八幡浜駅」から宇和島駅を経由して高知県「窪川駅」に向かう車中の写真たちを、どうぞご覧ください。旅感あふれる気持ちのいい写真ばかりです!
(つづく)
Photo Gallery
本編に収まり切らなかった、
旅の写真を余すことなくお楽しみください。