05クーリ・ルージュ @宇都宮
車で都内を出発し、東北自動車をひたすら真っ直ぐ走らせること約90分。宇都宮ICで高速を降りてすぐのところに、ひときわ目立つ赤い屋根のお店が見えてきます。
お店のまわりには緑が生い茂り、隣には田んぼ。あまりいい表現ではないのかもしれませんが、「なんでこんなところに、こんなお店が?」と、大きなギャップを感じるほど、不思議な空気に包まれていました。
店構えとその空気感は、まるでジブリ映画やハリーポッターなどのファンタジーの世界に現れそうな、とても可愛くて、オリジナリティ溢れる、素敵な印象です。
店主の石川資弘さんは、専門学校を卒業後、表参道やリヨンやバスク地方などでの修行を経て、2003年に西荻窪で「クーリ・ルージュ」をオープンしました。そして、2011年に故郷の宇都宮に移転。今でも、西荻窪時代のお客様が集まってバスを貸切って東京からわざわざいらっしゃるなど、根強いファンが絶えないそうです。
「オードブルの盛り合わせ」。ノンオイルのごまドレッシングが濃厚で贅沢。
「粗挽肉のトマトファルスとバターライスのオーブン焼き」。
肉汁とトマトの酸味と甘味がバターライスと絶妙にマッチして、毎日食べたくなってしまうしつこさの無い美味しさ。この料理のレシピがなんと「外ごはん本」にございます。この美味しさが再現できるなんて夢のようです!
シェフが麺から開発した「香りを、食す。」-黒麺-
クーリ・ルージュの定番「そば粉のガレット コンプレ」。
本日のデザートは「りんごのデザート」。
たくさんの美味しい料理たちですが、「バスク料理」というジャンルでくくることができない。オープン当初はバスク料理としてスタートしたものの、地域の人たちの好みに合わせていくうちに、今のメニューと味付けに変化していったのだとか。
また同時に、遠方からいらっしゃるお客様にも喜んでいただくことを考えていった結果、地元の生産者さんのものを使いながら「バスク風栃木料理」という塩梅が「今は」一番しっくりときているそうです。ただ、コロナでお客さんが求めているものも変化していることを敏感に感じながら、模索中の日々が続いています。
奥日光の魚や、ジビエ、野菜など、現在のメニューの材料は99%が地産地消。東京から離れたこの場所を選んだ理由は、ストレスのない、とにかくリラックスできる大自然に囲まれた環境。東京では感じることのできない「田舎らしさ」「ゆとり」があったからです。
取材時、日本ミツバチの巣箱が庭にセッティングされてました。
「ミツバチが巣箱に入ってくれた日、嬉しすぎて店閉めちゃいましたよ(笑)」
「生ハム」「チーズ」など、自分で作れるものはどんどん作られていて、つぎは「はちみつ」。最終的な夢は栃木県産のブドウでワインを醸造して、ワイナリーを作ること。この夢は、もうまもなく叶うそうです。
「とにかく人と違うこと、とにかく人にできないことに挑戦していきたい」と語る石川さん。わざわざ遠くにきてくださったお客様に、地元の素材をつかった石川さんなりの「最高のおもてなし」を用意しています。
これから先、どんなわくわくする料理に挑戦していくのか、楽しみでしかたありません!
そんな「クーリ・ルージュ」の店主・石川資弘さんが「外ごはん本」のために「LOGOS THE KAMADO EMiwa コンプリート」を使用して作ってくれたレシピが書籍内に7レシピ掲載されています。
●タルトフランベ
●トマトファルス
●ナン
●ラム肉スパイスカレー
●ホタテとヒラメのパイ包み焼き トマトソース
●りんごのデザート
●ピタパン
地元の素材をいかした、やさしくて、かわいい。そして、おいしいお料理たちを、みなさんにもぜひ味わっていただきたいです!
それでは、
Enjoy クーリ・ルージュ!
Enjoy 外ごはん本!
栃木県宇都宮市新里町丙33-2
(関東バス「新里町停留所」より2分)
TEL
028-678-8848
営業時間11:00〜14:00(L.O.)/18:00〜20:30(L.O.)
定休日
火曜日
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