01ひとくちにパクチーと言っても
みなさん、パクチー!
パクチーって、まず言葉がかわいいですよね!「おはよー」ぐらいの感じで「パクチー」って言いたくなります。
今回の月刊LOGOSは、ひとつの食材に特化してみようかと思い立ち、千葉県八千代市でパクチー農家をされている立川あゆみさんのもとへ、パクチーが大好きでたまらない夏梅茜さんが訪ねました。
夏梅茜さんは週2回ほどパクチーを購入しては自宅で食べているというパクチニスト。ロケの集合時のテンションの高さから、いかにパクチーが大好きかが伝わってくるほどでした!
そもそもパクチーが好きな人って猛烈に好きだったり、嫌いな人は香りを嗅いだだけで拒絶反応が出るほど嫌いだったり、割と二極化する食べもののイメージです。しかし、そこにこそパクチーの魅力があると立川さんは教えてくれました。立川さんは自分のパクチーを食べてくれた人がパクチー嫌いから一転して好きになる瞬間に何度も出会い、その瞬間がパクチー農家としての醍醐味で、楽しくて仕方がないのです。
さっそく収穫を体験させてもらいました!
畑はパクチーの香りに包まれているのかと思いきや、まったくの無臭。しかし、パクチーを引っこ抜くとパッと香りが広がり、それを感じた夏梅さんも「わぁーーー!パクチーーー!」とテンションのギアが1つも2つも上がっていました!
パクチーは種を植えてから約2〜3ヶ月で栽培します。広大な畑でそのペースだと結構な収穫量なんじゃないかと立川さんに年間の収穫量をお聞きしたところ、「私、そういうのわからないんだよね!(笑)」と返ってきて驚きました(笑)。ここが立川さんの魅力なんです!
そもそも立川さんはアパレルデザイナーや料理人、お笑い芸人など、様々な経歴をお持ちで、42歳のときにお父様が残された畑を継ぐかたちとなりました。そのときはまだパクチーは育てていなかったのですが、立川さんはどうせ就農するなら絶対に中途半端な負け試合にはしたくないと思い、この地域で唯一無二なものはなにかと考えてたどり着いた先が「パクチー」。
5年経った今ではそんなパクチーの魅力に惹かれ、畑のすぐそばに直売所まで建ててしまいました!
なにがすごいって、インパクトがすごい(笑)!
この立川さんの顔のイラストはデザイナーさんがロゴを作る際に、立川さん自身がなによりもの魅力と考え考案したそうです。直売所は日曜日の10時〜12時しか開いていないのですが、その2時間にパクチニストが続々とやってきます!開店前から並ぶこともあるそうで、パクチーのポテンシャル恐るべしです。
直売所では立川さんが収穫したパクチーをはじめ、立川さんが開発した「パクチーペースト」や「ドライパクチー」「パクチークッキー」などなど、いろんな容姿のパクチーが並びます。もはや小ちゃなパクチーランド!
そのなかでも、ひときわ存在感があったのが「パクチー自販機」です!
出汁の自販機とか、りんごの自販機とか、耳にしたことはありますが、まさかパクチーの自販機があるだなんて!世界中どこを探してもここにしかありません!直売所は1週間で2時間のみの営業ですが、この自販機では24時間購入可能に!
さっそく夏梅さん、ポチッ。
ガブリ!
「ぎゃぁ〜!おいしい〜!」
という最高の感想を言ってくれた夏梅さんの解説によると「スーパーでこんなに束で買えることはまずなくて、普段見るものよりも葉も大きくて、パクチー感がしっかりあります!でも食べにくいわけではなく、味も香りもおいしいんです!直売だから値段も安いし、こんな贅沢なことありません!」
そんな最高のパクチーを使って、後半はパクチーBBQをします!
どんなパクチー料理が食べられるのでしょうか⁉︎