02柴田社長 Special Interview!!
——「おしゃべりLOGOS」。まずはこのテーマに込めた思いから教えてください。
柴田社長:コロナ禍を経て、世の中的にはキャンプブームと呼ばれるようになり、さまざまなスタイルのキャンプが楽しまれるようになってきました。では、LOGOSのスタイルの原点とはなにか。それは、家族や仲間同士の絆を深めるおしゃべりであると考えたんです。ブランド設立当初から、日常生活とはまた違う特別な会話がキャンプなどのアウトドアでは楽しめますよと提案してきましたから。
その原風景に立ち返ろうと。たとえば、我々が時短アイテムと呼んでいる「エコココロゴスシリーズ」や「防水ファイアーライター」を使えば、簡単にBBQができたり、すぐにたき火を楽しむことができる。スムーズにあと片付けができるアイテム作りにもこだわってきました。だからこその〝時短〟なのですが、準備やあと片付けを短縮することでできた余った時間で、家族や仲間との会話が増えたらいいなぁとの願いも込めての製品開発だったんです。
柴田社長:そのうえで、おしゃべりにも多様性があるはずで、時短アイテムとは真逆の楽しみ方も提案したかった。たとえば、「LOGOSクラフトスプーン手作りキット」は、ゆっくり流れる時間のなかで世界にひとつだけのオリジナルスプーンを作れる新製品です。親子でそのスプーンを作りながらのおしゃべりなんて絶対に楽しいじゃないですか。もちろん、この提案にもLOGOSらしさをプラスしたくて、お子さんでも安心して刃物が使えるように「LOGOS カットプロテクトグローブ」が新製品としてデビューする予定です。
——そんな新製品のなかでは、柴田社長のいち推しアイテムといえば?
柴田社長:プレミアムラインの〝エーコンシリーズ〟です。エーコンとはどんぐりの意味なのですが、フレームの形状を工夫することによって壁面を押し上げて広くて高さのある居住性を実現しました。とんがってるフォルムが印象的で、耐風性も抜群です。
柴田社長:エーコンシリーズは3タイプをリリース予定なのですが、とくに「プレミアム エーコン PANEL X DOME L」がおすすめです。天井部分に透明の素材を使うことで、室内から空が見えるんですよ。星空が美しいところでのキャンプなら、絶景を楽しむことができる。しかも、従来のテントではなかなか実現できなかったんですけど、天窓の左右にメッシュの窓を設置することでベンチレーション機能もすぐれている。星空を眺めながら天空の風を感じる。そんなイメージを体感できるテントなので、開発担当者もこだわっていたし、自信作のひとつだと思います。
——宣伝部長たちも、エーコンシリーズには大注目でした。月刊LOGOS編集部としても、宣伝部長に会えるのが4年ぶりで、だからこその〝帰ってきた〟というタイトルなのですが、柴田社長の思いはいかがですか?
柴田社長:ありがたかったですね。実際に会場に来てくださった宣伝部長はもちろん、応募してくださった方を含めて皆様に感謝です。2020年に開催した THE LOGOS SHOWから3年間は、コロナ禍のために宣伝部長に来場してもらえませんでしたからね。2020年は来場者がゼロであっても開催すると肚をくくったんですけど、なぜそうまでして開催にこだわったかといえば、展示会はLOGOSの発信の原点だからでした。
今回は4年ぶりに宣伝部長が来てくださって、あの時、展示会をやめずに継続してよかったと再確認できました。そして、これは全国のロゴスショップにも通じる思いなのですが、とくにお子さんがこの展示会を楽しんでくれたのなら一番うれしい。LOGOSはファミリーブランドであり、とくに女性と子供を大切にしていると。さらに言えば、子供は直感的に楽しむ天才ですから。社内では「子供視点」という言葉を使うのですが、製品開発にしても子供たちの視点に立ちかえることはとても大切だと感じています。
——最後に、展示会にはこれなかったけれどLOGOSの今後に期待してくれている読者の皆様にもメッセージをお願いします。
柴田社長:コロナ禍を経て、海外旅行客は倍増し、国内旅行客も前年比増というデータが出てきました。それでも、アウトドアの需要は増加傾向にあります。同時に多様性も進んでいて、一部ではマニアック志向な方もいる。多様化しているアウトドアというジャンルのなかで、我々としては、きちんとLOGOSの本筋を追求していきたい。では、LOGOSの本筋とはなにかといえば、いたずらにマニアックなモノづくりを目指すのではなく、エントリー層にも、笑っておしゃべりしながらアウトドアを楽しんでもらえるようなモノ作りということ。その本筋は全国のロゴスショップでも大切にしていることで、もしよかったら最寄りのショップにおしゃべりするだけでもかまいませんので寄ってみてください。そういう意味も含めての「おしゃべりLOGOS」に、皆様ご期待ください。