03須崎市長×LOGOS社長
ハレの日の対談
― お二人とも、まずはおめでとうございます。本日はよろしくお願いします。
須崎市市長 楠瀬耕作(以下、楠瀬):よろしくお願いします。
LOGOS社長 柴田茂樹(以下、柴田):どこからでもかかってきて(笑)。
一同:(笑)
― まず始めにLOGOS PARKの経緯を教えていただきたいのですが。
楠瀬:高知県須崎市の人口は近年、4万人から約2万にまで減少傾向にあります。しかし、なかなか人口増加のための政策が見つからないのが現状です。であれば、たくさんの人に須崎市に来てもらうためにまずは須崎市の魅力の内海や豊かな自然を活かしたいと考えました。
― なるほど。
楠瀬:まずはカヌー競技とオープンウォータースイミングの誘致からでした。しかし、それだけでは主な対象が競技者や学校合宿の生徒になってしまうため、さらに広く展開するにはと考えていた矢先、LOGOS社の柴田社長に出会いました。
楠瀬:LOGOS社の「海辺5mから標高800mまで」というコンセプト。そして、子供やファミリー層を中心に考えたブランディングをお聞きして、ぜひ須崎市にと思った時、丁度良いタイミングでこのLOGOS PARKの土地をご案内できたので、柴田社長にお願いをしたのが「はじまり」です。
柴田:そのタイミングがLOGOSにとってもすごく良いタイミングだったんです。京都府のLOGOS LANDにはキャンプ場がないので、「LOGOSらしいキャンプ場」を作りたいと思っている時でした。この場所を拝見し、独自性を出すにはうってつけの場所だなと思えましたね。
柴田:特に高知県は「太平洋と四万十川」が印象として出てきますが、他にも「内海と仁淀川」という魅力が高知にはあります。そこに子供たちと楽しむことができる場所を作ることができたらいいなと。いろんなことがピッタリとハマりましたよね。なんだか大成功みたいな雰囲気で話してますが、まだオープン1日目です(笑)。
楠瀬:(笑)。こんな施設は須崎市には無かったので、市民の期待値もオープン前からすごく高かったんです。ちなみに私自身は学生時代野球に没頭していたものですから、アウトドアの世界はあまり通らずの人生だったのですが、今は自宅の庭で炭を使ってローストチキンを作ったりだとか、いろんなハーブを育てたり、その程度のことは楽しんでやるようになりました。
柴田:ハーブを育てるの、難しいでしょ? 僕も育てたことがあるんですが、放っておいたら堅い雑草みたいになってしまって、せっかく育てたのに全部奥さんに捨てられてしまったことがあるんです(笑)。
柴田:いやー、こんな時期なので、まだ二人で呑みに行けてないですね。
楠瀬:社長、お酒は?
柴田:そこまで強くないです。昨日タクシーの運転手さんに聞きましたよ。高知の人の「ちょっとしか呑みません」の“ちょっと”は「一升瓶」だって。ほんまですか?
楠瀬:ちょっと大袈裟かもしれませんが(笑)。でも、呑むのは確かに好きです。家族や仲間たちでLOGOS PARAKに来てもらって、料理もおいしい、お酒もおいしい、空気もおいしい。そんな風に楽しんでいただけたら嬉しいですね。まさに「Enjoy Outing!」です。
楠瀬:やっぱり須崎市を「楽しい町」にしたい。行政ですから財政のことも考えなくてはいけませんが、それだけを考えていては楽しい町にするのは難しいと思っています。どれだけ挑戦していくかが大切だと。
柴田:「Enjoy Outing!」って「誰と楽しむか」がすごく大事なんです。子供、仲間、家族。とくに若い世代が楽しめる。お金が無くたって楽しめる。そんな価値観がLOGOSの根底にはありますから。それを須崎市で、このLOGOS PARKで実現できればと思っています。
柴田:有名なテーマパークの1番のお客様って、なんたって子供たちでしょ? 子供が行きたいとなれば、お母さんもお父さんも来る。そうやって活性化していくので、子供の気持ちになって子供が楽しい場所を作るというのはマーケティングとして正しい方針だと思います。LOGOS PARKはキャンプ場としてはそんなに大きくは無いですけど、この施設の拡張性を考えたら、ものすごく将来性があります。
― 須崎市に「もうひとつ」なんてことも?
柴田:楠瀬市長次第かと(笑)。
楠瀬:いくらでも土地はありますから(笑)。
柴田:いやー、楠瀬市長に会った時から本当に気の合う人だなって思っていたんです。
楠瀬:いえ、こちらこそです。今後ともよろしくお願いします。
柴田:はい。よろしくお願いします。
二人:ありがとうございました。