01
かぼちゃのチャチャチャ!
香川県高松市の「高松港フェリー乗り場」からこの旅ははじまります。
今回の旅をしてくれたのは「LOGOS SHOP アウトレット高松店」のスタッフさんと、娘のハナちゃんです!お母さんは10年ぶり2回目の直島で、ハナちゃんははじめての直島です!さぁ、どんな旅になるのかな⁉︎
3番乗り場から出港する高速旅客船「RED BIRD」に乗船。出発時刻になるとそーっと船は動きだします。「乗り物」って旅の始まり感ありますよね! 新幹線や飛行機の速さも気持ちを興奮させてくれますが、逆に船のゆっくりまったり具合も魅力的です。
直島まで約30分。
窓からは、波の無い瀬戸内海のキラキラとした海面。おいしそうな雲。おとなしそうな島や小さく見える瀬戸大橋。釣れている気配のない釣り人など、様々な景色が目に飛び込んできます。そして、「直島だ!」という気持ちをぐっと感じさせてくれるのが、草間彌生さんのアート作品『赤かぼちゃ』です。
直島のシンボルとなっている「赤かぼちゃ」が、「いらっしゃい!」と言わんばかりに私たちを出迎えてくれます。
船を降りた宮浦港にある「赤かぼちゃ」は、触ったり、中に入ったりすることができ、子供達に大人気! こんなにも人の心を掴む草間彌生さん、やっぱりすごいアーティストです。
「赤かぼちゃ」を楽しんだら、近くにあるレンタサイクルのお店で自転車を借りて、島めぐりのスタート!
ここで、2つオススメしたいことがございます。
1つ目は、ぜひ「電動自転車」を選んでください!ということです。お店で自転車を選ぶ時「やっぱりオシャレなのがいいな」とか「値段が安いのがいいな」と思うかもしれません。いえいえ、そこはぐっとこらえて電動自転車を選んだほうが吉でしょう! 電動自転車を選ばなかった私たちだから言えます……信じてください!(笑)
2つ目は、直島は時計回りに回ったほうがいい!ということです。直島は予想以上に坂道が多いです。上り坂を避けることは100%無理でしょう。すこしでも楽な角度の上り坂で走るためには「時計回り」をオススメします! 急な上り坂が多い「反時計回り」ルートを選んだ私たちだから言えます……信じてください!(笑)
さぁ、どんどん直島をめぐっちゃおう!
んー!とにかく気持ちいーーーい!
坂のてっぺんあたりにトトロの『ネコバスの停留所』を発見!
あれ⁉︎ ネコバス⁉︎
本当のところはわかりませんが、とりあえず頼んでも乗せてはくれませんでした。
「地中海美術館」や「李禹煥美術館」「ベネッセハウス ミュージアム」のある南側をゆっくりと走ること45分。「つつじ荘」に到着。
「つつじ荘」は瀬戸内海国立公園の湾岸線にある宿泊施設です。カフェが併設されていてお茶や食事も楽しめるほか、オープンスペースのベンチに座って気持ちの良い浜辺を眺めるだけでもOKです!
ハナちゃんの1番好きな食べものがマンゴーということで、カフェにてマンゴーラッシーを注文。ちょっと休憩しようね~!
売店で売っていた「かぼちゃアイス」もおいしくって、ボリュームもたっぷり。何より見た目がキュートなのでオススメです!
かぼちゃと言えば、実はこのつつじ荘の近くにある「ベネッセハウスミュージアム」の野外作品のなかに、草間彌生さんのもうひとつのアート作品『南瓜』があります。こちらも直島のシンボルでしたが、今年の夏の台風9号で海に流されてしまい破損。取材時は修復のため展示場所にはありませんでした。
修復されて戻ってくる日は未定ということで、再びお目にかかれるのが待ち遠しいです。ですが、ポジティブに考えれば、今だからこそ「その場所に作品がない」というのを楽しめるということなんです!
同じように考えている人たちが、ここに立って記念撮影をしたり、「南瓜」のキーホルダーと重ねて撮影したりと、自分なりの楽しみ方をしていました。これこそまさにアートだなと感じた瞬間でした!
さぁ、直島めぐりはまだまだ続きます!