朝イチで気仙沼魚市場へ。光の加減でなんだか墨絵のよう。事前に予約しておけば、一般の方でも見学できます。
南アフリカや沖縄など、世界で穫れた魚たちが水揚げされとりました。サメが山ほど水揚げされることもあるとか!
こちらが、サンマと共に気仙沼の名産であるホヤ。東京の居酒屋では当然ながらカットされているので、なんだか意外な形!
水揚げを終えた漁師さんたちが、船の上で朝ご飯を。このあと、カモメを引き連れてビーンと船出する姿がカッコ良し、でした。
あ! 建物の壁面を彩りますは、「ホヤぼーや」ですね。気仙沼のゆるキャラとして、みんなに愛されとります。
ホヤつながりはこんな古新聞でも。写真中央、昔の読み方で右から左に「気仙沼名産 ほや粕漬」の広告が!
古新聞の持ち主が「
盛屋水産」の菅野一代さん。一代さんは、古いお蔵を改装してBARにする計画を思案中。そのお蔵に古新聞が。
「どっちの牡蠣がでっかい?」と笑顔で見せてくれたふたり。どっちもでかい! ちなみに、このあと生ガキを試食させてもらい……。
美味いっ!!! ……と、叫んでいるうちに海へ。一代さんのご主人=和享社長のご厚意で養殖現場を取材できることに。
まるで田んぼのよう! 「盛屋水産」の養殖牡蠣は、だいたい3年で市場にだせるほどに成長するそうです。
電動式のワイヤーでひきあげると、ご覧のような鈴なり状態のナニかが! ナニかって牡蠣なんだろうけど、この時点ではナニか!
つなぎ牡蠣と呼ばれるそうです。無口な和享社長が自らむいてくれて「食ってみるか?」。もちろんっす。う、う、美味ぇ!!!
和享社長と一代さんは、この日、気仙沼で働いていた若者の結婚式に参列するためクルマで東京へ。撮影後、社長は散髪へ。
夜。旅行好きの友人から気仙沼には名店が多いけど、ここだけは絶対に行けとすすめられた、あるお店に到着しました。
その名店こそ「福よし」さん! う、う、美味い! おまかせコースが3000円~。ぜひ、予約の上! ☎0226-24-0284。
はい、カメラさん寄ってください。東京でも食べれるのかなぁ。個人的には初体験だったサメの心臓(もうかの星)!
「うぉ、キンキのいろり焼き!」と思わず口に出すと、お店の常連さんから「南の人だねぇ。こっちでは吉次(きちぢ)だよ」。
はい、自分たちのテーブルにきた吉次、さっそく取り合いです(笑)。大将が研究した串の効果か、ホクホクにもほどがある!
そんな大将の優しさが詰まった逸品がこちら。最後のシメを頼んだら「お任せでいいかい?」つって絶品が到着!
「金のさんま」で有名な「
斉吉商店」にもお邪魔しました。今日のお目当ては、同店舗の2階の「ばっぱの台所」!
ばっぱとは、おばあちゃんのこと。写真左の貞子さんが「鮮度」「季節感」「この日あるもの」にこだわってくれるお任せ料理は……。
「新タマネギと雪つつみのさんま」! テレビのレポーターだったら、とっくに失格ですが、この言葉のみ。う、う、美味し!
そしてこちらが「煮穴子と新ごぼう和え」。もうね、なんじゃこりゃ!な破壊力の美味な逸品でございました。
出ました、本日のメインイベント=「海鮮丼」! 具材は別々にくるので、自分好みの海鮮丼を作れちゃいます!
いったん落ち着こう、俺。というわけで、「さんまつみれ汁」を飲んだのですが……う、う、美味ぇ! 落ち着いたけど落ち着きません!
興奮しかしていない、うるさい月刊LOGOS編集部を相手に、嫌な顔ひとつせず接客してくれた、りなちゃん。ありがとう!
そして、斉藤純夫社長と和枝さんのおふたり。おしどり夫婦として有名ですが、その評判に偽りなし!
こちらは「磯屋水産」の安藤さん親子。竜司さんは地元の人も一目置く、魚の目利き。地方発送も有り。☎0226-23-1758。
お、そんな磯屋水産さんで、「もうかの星」を発見! あの美味しかったやつが、こんな感じで売っているんですね!
そして、編集部+とある軍団は、一代さんと社長の盛屋水産へ。なぜ、磯屋水産に立ち寄ったかと言うと…………。
新鮮な気仙沼の海の幸で、穫れたて海鮮BBQがやってみたかったから! とある軍団=ほぼ日スタッフのみなさんでした!
男性陣がおっかなビックリ包丁を入れているのは、生ウニ。っていうか、生ウニのBBQなんて経験したことないんですけど!
生ウニ&ホタテ(from磯屋水産)、牡蠣(from盛屋水産)のオールスターが、LOGOSのグリルの鉄網の上にのせられちゃたの図。
磯屋水産でGETした魚のアラを「
SLダッチオーブン10inch・ディープ」にて、美味しいスープに変身させようとしているの図。
なんなんでしょうね。今回の旅で何度か視界に飛び込んできたはずのサイズなのに……「でか!」。そして「美味ッ!」。
東北通&お取り寄せ通の方は、ご存知でしょう。「
八木澤商店」の「君がいないと困る」。天才的な調味料!
調味料の天才がいるのなら、食べっぷりの天才も存在します。ほぼ日の田路修平さん、「一番お美味そうに食べたで賞」獲得です。
はい、ごちそうさまでした。いやぁ、食べました。牡蠣とホタテと生ウニの、この手のさよならな感じも初めて見ました(笑)。
食後のコーヒーと言えば、「
アンカーコーヒー」。☎0226-24-5955。小野寺靖忠さん、気仙沼滞在中は何度もお世話になりました!